サプリメント基礎知識

プラシーボ効果も効果のうち?

「プラシーボ効果」という言葉を聞いたことがあるかと思います。実際には効くはずのない薬であっても、薬だと信じ込んで飲むと効果が出るというアレです。

これは当然薬だけに限った話ではなく、サプリメントの摂取でも起こります。そんな切っても切れないプラシーボ効果と、どう付き合っていけばよいのか考えてみましょう。

プラシーボ効果とは

プラシーボとは、薬効成分を含まない偽薬のことを指します。そして、薬効成分を含まない偽薬を薬だと偽って投与されたとき、病状がなぜか良好に向かってしまうような効果をプラシーボ効果といいます。逆に、本当は効くはずの薬でも効果がないと思って飲むと効果を失ってしまうこともあります。

プラシーボ効果はまやかしではなく、脳が感覚を変化させることにより起きる現象です。特に脳に作用する心の病に関する薬の場合、プラシーボ効果は大きいようで、19の抗うつ剤に対しメタアナリシスを行った結果、薬の効果とプラシーボ効果が比例している、つまり「薬の効果の大部分がプラシーボ効果による」ことが報告されています。

プラシーボ効果も効果のうち

薬よりも治験に厳格性を要求されないサプリメントの場合、その作用の多くがプラシーボである可能性は否定できません。しかし、それが今日まで残っているということは、確かに効いているという人たちがいることを示していると言えるでしょう。また、このように効いている人がいるという情報が、さらにサプリメントのプラシーボとしての効果を高めていると考えられます。

つまり「プラシーボ効果も効果のうち」なのです。サプリメント大量に飲みすぎなければ、副作用を考える必要はないので、本人が「効く」と思い、実際に体調が良かったりパフォーマンスが向上していると感じるなら、プラシーボ効果であろうが、その人にとってそのサプリメントは効果があると言えるでしょう。